最新ののりものBRTとLRTのこと
2023年 09月 06日
LRT(Light Rail Transit)とは、低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムのことです。
LRTの特徴は、以下のとおりです。
- 低床式車両によるスムーズな乗降
- 専用軌道の走行による定時性、速達性
- 騒音や振動の少ない快適性
- 他の交通機関との連携
LRTは、従来の路面電車と地下鉄の中間に位置する交通システムです。路面電車よりも快適で、地下鉄よりも建設コストが安く、導入しやすいのが特徴です。
LRTは、都市内の交通渋滞緩和や、環境負荷の低減、移動のバリアフリー化などに効果を発揮します。近年、日本でもLRTの導入が進んでおり、2023年7月現在、全国で12路線が運行されています。
具体的なLRTの導入事例としては、以下のようなものがあります。
- 富山ライトレール(富山市)
- 北九州モノレール(北九州市)
- 神戸市営地下鉄北神線(神戸市)
- 宇都宮ライトレール(宇都宮市)
- 横浜市営地下鉄グリーンライン(横浜市)
LRTは、都市交通の新たな選択肢として、今後も拡大していくことが期待されています。
BRTは、バスを基盤とした大量輸送システムです。
従来のバスに比べて、速達性、定時性、輸送力などの面で優れているのが特徴です。
BRTの特徴は、以下の3つです。
- 専用走行空間の確保
BRTは、専用のバスレーンやバス専用道を設置することで、他の車両と混在する混雑から解放されます。これにより、速達性と定時性が向上します。
- 連節バスの採用
BRTは、連節バスを採用することで、従来のバスよりも多くの乗客を運ぶことができます。これにより、輸送力が向上します。
- 運行管理システムの導入
BRTは、運行管理システムを導入することで、バスの運行をリアルタイムで把握し、遅延や混雑を回避することができます。
BRTは、以下のようなメリットがあります。
- 都市部の交通渋滞の緩和
BRTは、専用走行空間を活用することで、他の車両と混在する混雑から解放されます。これにより、都市部の交通渋滞の緩和につながります。
- 公共交通利用の促進
BRTは、速達性、定時性、輸送力などの面で優れているため、公共交通の利用を促進することができます。
- 環境負荷の低減
BRTは、バスを基盤としているため、鉄道や自動車に比べて環境負荷が低いです。
BRTは、世界中で導入が進んでいる交通システムです。日本でも、東京BRTや横浜市営バスBRTなどのBRTが運行されています。
BRTは、都市部の交通問題の解決や、公共交通の利用促進、環境負荷の低減などに貢献することが期待されています。